平成最後のサマーキャンプに行った話(2018/8/14)
おひさしぶりです。
9月になり、そこかしこで秋の気配を感じる日々ですね。
なにかと「平成最後の○○」と謳われがちな昨今ですが、己の立場として「平成最後」に意識を向けると、なんだか切ないような物悲しいような…ちょっとおセンチな気分になったりも。しますねぇ~
次の元号は何になるんだろう?
個人的には、「平成」って字を書くのがけっこう好きだったので、書いてて突き抜ける爽快感のあるような漢字が入ってるといいなあって思います。平も成も殴り書きしてもそれっぽくなる感じが好き。
ということで、そんな平成最後の夏、
遡ること8月のなかばにキャンプに行ってきました。
あれは遠い遠い記憶の中、小学生の頃のなんかイベント(おぼろげ)でやって以来。実に十数年ぶりのキャンプ。
その一月ほど前に「なんか夏っぽいことしよう」という思いつきからキャンプに行く話になり、そこから割と巻きで準備を進めました。
なんとなく、敷居が高いような気がして「まだ早いかな」と敬遠してしたキャンプ。
旗P的に、いつかは行ってみたいなと思っていたキャンプ。
絶好のチャンス、来た……!!
あと夏っぽいことしたさMAXだったので、こりゃとってもお誂え向きじゃないですかヤッターーー!!!
楽しみすぎて、まずはいの一番にキャンプギアの本を買った。
ほぼ毎日読んでた。職場でも読んでた。
それまでの間に、単独でかぶと山に登ったり、のびのび牧場☆COWBOY LIVE!が開催され、かのバタームーブメントがあったり、実際に牧場に足を運んだり……
めちゃくちゃに、これでもかっていうほどの濃~い日々を過ごしながら、ついにキャンプ当日を迎えました。
今回のキャンプ場はこんなところ。
写真は、なんかインスタ映えしそうな雰囲気を目指したもののイマイチ映えなさそうな仕上がりになった“自然を浴びる人間”の構図です。
見ての通りの木々に囲まれたところにテントを張るデッキが点々と備えられており、自然に囲まれたとても空気のおいしい場所でした。
山の8合目にあるということで、車で山を登ります。
自治体が運営する無料キャンプ場で公民館でテントも借りられるとのことなのでお借りし、今回は大変お世話になりました。
キャンプ場につくと、管理棟があり、その軒先には白くて大きめの柴犬いました。
とりあえず滞在している間はめちゃくちゃ撫でた。実家の犬が虹の橋を渡ってから数年、久しぶりに犬にさわったんですけど、本当に犬ってかわいいですね。
管理棟のご主人やテーブルコーナーにいらっしゃった管理のかたのご家族とおぼしき方々にキャンプ場の使い方などを教わり、さっそく設営に入ります。
二人用のテントを二人で組み立てたのですが、お互いにほぼ初めてということもあり結構苦戦した。
特に、わたしはペグを打つのにめちゃくちゃ苦戦して、切実に「筋肉がほしいな…」と思いました。腕を鍛えたい。実用的な筋肉をつけたい。
そしてテントが終わったら椅子を出しテーブルを広げ諸々の準備をし~~~
焼きますよ!!!肉を!野菜を!海鮮を!!!!
当日は午後から小雨の予報でどうなるかな~と思っていたのですが、管理の方のご好意で屋根付きのスペースで焼いていいよ、との事でお言葉に甘えて…!
本当に、管理の方はフレンドリー親切で、キャンプ場もキレイなところで、とても素敵な場所でした。
そして、ここでお馴染みの「アレ」が登場します。
ペットボトルと生クリーム、ペットボトルと生クリームじゃないか!
私のこの夏の一大ムーブメントといっても過言ではない、アレが出来るアレですね。
使い方はとってもカンタン!
この空のペットボトルに、生クリームを入れるだけ!
そして手応えを感じるまで振れば~~~???
ハイ!バターができましたね!
初回の恐らくクロテッドクリームだったものに比べれば、おおよそバターに近づいているのでは…?と思います。
ちなみに、今回バター4回目にして、初めて100mlの生クリームで作ってみたんですよ。
これね、めっちゃキャンプにいい。
100mlの生クリームから生まれるバターなので、量としてはそんなにたくさんは生まれないんです。
だけどそれがいい。
今回の1泊2日のキャンプで足りなくなることもなく余ることもなく、ちょうど良く使い切ることができました。適量ってこのことか…
キャンプでバターを振る際はぜひ100mlの生クリームをオススメします。
生まれたバターにはさっそく活躍してもらいましたよ!
まずはキノコのバター炒め。
なおこのキノコは市販のものです。
まだ流石に野生のキノコの判別はできないので…そのあたりは追い追い…
あとはタマネギを丸焼きにしたものにバターを塗って食べたり、
アサリの酒蒸しにのっけたりもしました。贅沢~
あとはパエリアにも使用。
これ、人生初パエリアだったんですけどシーフードミックスとシーズニング粉のおかげで難なくできました。文明の発達ありがたい。
クリス担当としては、やっぱりもっとちゃんと手間かけたパエリアも作りたいなと思うところあります。
これはこれでとっても美味しかったのでよし!
そんなこんなでいろんな調理実験をしたり、酒を片手に語らいだり、光に集まってくる虫を観察したり…そうしているうちに夜は更け、眠気が訪れ。
正直何時頃に寝たのかあまり覚えてはいないんですが、テントの中に敷いたシュラフに入れば、スっと眠りについた記憶はあります。
シュラフのあのほどよい閉塞感、とてもクセになる。
そして朝4時半頃。
大合唱のセミたちの鳴き声に叩き起こされました。
朝からにぎやかだな!今何時だと思ってんだ!と時計を見て驚きました。
4時半て…早起きすぎでしょ…しかも寝起きよすぎでは…?羨ましいわ
とりあえずちょうどトイレにも行きたかったので、まだ覚め切らない身体をひきずりながらテントから出る。
すると広がっていたのはこの景色。
なんて美しい…!
朝焼けってこんなにオレンジなんですね。
すこし白がかっている青い空と朱色の雲、こんな美しいコントラストが、こんな時間に見れるだなんて。
キャンプ場横の道路に出てみると、続く道の先には淡い色が広がっていました。
水色とピンクと淡い朱色のグラデーションのような。
あの先には何があるんだろう、というワクワク感さえあるような、ちょっと不思議な色合いでした。
さて、そんな景色を見たら完全に目が覚めてしまった。
どうやら、このキャンプ場の近くには山の頂上まで続くハイキングコースがあるらしい。
ほーん、なるほど~~~?
まあ言うてまだ朝5時だしなあ……
てっぺん、目指すか~~~~~!!!!!
頂上までは1kmくらいってことだったので、まあ比較的軽く行ける距離でしょう。ということでサクサクサクっと登りますよ!
途中でキノコを4種類くらいみつけたのですが、後から写真を見返したら異常なまでにブレていたのでここは割愛します。
うち1つは恐らくニオイコベニタケ。これはよく見るので覚えた。
早朝の山は霧などもなく、より空気が澄んでいるように感じられてとても心地よかったです。
あとは「早朝から運動している!」っていう「自分健康的なことしているのでは…!?」みたいな感覚。自意識?普段ほっんとに寝起きクソ悪二度寝常習犯なのでこんな朝から動けているなんて…!ていう感動のようなものもあり。
とても楽しく爽やかかつ軽やかに向かった先には。
この景色!
写真だとちょっと分かりづらいのですが、山と町を雲が覆っていて、雲海のような光景が広がっていました。
すごい、たぶん初めて見た…!!
見渡す限り雲が広がっているさまは幻想的でもあり、ところどころに頭をぴょこっと出ている山々の姿には可愛らしさなどもあり…
早起きは三文の得とはよくいったものですね。
きっと朝でないとこの景色は見れなかったでしょうし、ここまで登ってきた甲斐があります。
頂上にはベンチが備えつけられていて、そこで休憩がてらしばらく景色を眺めていました。
ぼちぼち下山し、さすがに動いて少々疲れたので友人が眠っているテントで私もまた寝ました。
とても幸せな二度寝をし。
起きたのは10時頃。
お昼すぎの撤収を目標にシャワー浴びたりテントを乾かしたり。
そして、昨日やり忘れた「キャンプの定番」をシメにやります。
焼きマシュマロ!
この為だけに炭とか薪を燃やすのもな、ということで今回はバーナーで炙りました。
あとはクッキーに挟んでスモア風にして食べたり。
いっしょに紅茶を飲んだり優雅なちょっと遅い朝食を食べて、片付けなどをして予定通りの昼過ぎに撤収しました。
というワケで。
平成最後の夏、最初で最後のキャンプが幕を閉じました。
自分たちだけでテントをたてるのも料理をつくるのも、全部ほぼ初めての体験でしたがとても楽しかった~~~~!!!
なんていうか、人間やろうと思えばそれっぽくできるし、なんとかなるものですね。
ちゃんとテントたてられるかな…→たてられた!
作ったことない料理できるかな…→できた!
というかんじに「なんとかなった!」に救われた今回。なんとかなってよかったです。
あとは燻製とか焚き火とかもやってみたいし、料理ももっといろんなものを作ってみたい。
美味しそうなものなどを模索しながら次に生かせたらな~と思います。
先述のとおり、平成最後の夏のキャンプは幕を閉じました。
しかし、夏が終われば秋が来ます。
というコトで、次は平成最後の秋のキャンプ!!
まず先日9月15日(涼ちん誕生日おめでとう!)に1泊してきたのですが、あと今のところで最大2回ほど行けないかなと目論んでいるところです。ふふふ
雪が降るまではできる時にできることをガンガンやっていきたいな。
次は「秋~はじめてのオートキャンプ場~」です!(仮)
ネクストコナンズヒント:燻製