ひろく・記録

好きなことを好きなだけ

この時期に限定発売される地元のお酒の話

12月ももう下旬。
冬ですね。

突然ですが、冬といえば。
わたしの大好きなとあるお酒が期間限定で販売される時期なのです。


その名も、白い原酒・雪っ子です。


「蔵で生まれたての白い雪っ子」です。

地元岩手は三陸の酒造で作られていて、毎年10月~3月の期間限定で販売されるお酒なんですけど、これが本当においしい。
本っ当に、おいしい。

今回はそんな話をします。

■「雪っ子」とは?

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まずこれはどんなお酒でしょう。
日本酒?焼酎?
答えは活性原酒です。


活性原酒とは?

酵母酵素が生きたままの原酒を指します。
この「雪っ子」は白く濁っていて、とてもトロリとしていてやや重ためな印象お酒です。


■味は?

めちゃくちゃ美味しいです。


という冗談はさておいて(めちゃくちゃ美味しいのは確かなんですが)、甘みとか辛みとかで言うと「甘い」です。


まろやかさ・モッタリ感が軽減された甘酒のような。
幾分シャープになった甘酒みたいなイメージに近いかと思います。
と言ってもわたし自身、もう数年も甘酒を飲んでいないのでわたしの記憶の甘酒の味と実際の甘酒の味に差異あるかもしれないですが……その場合はスミマセン。


まず1口飲むと、にごり酒のまろやかな口当たりとフルーティーな甘み・特有の口触りを感じられます。
そこからアルコール度数20%が醸し出すピリリとした辛みが口の中に広がり、甘みと合わさることでほどよい清涼感へと変わります。

ベタベタしすぎない爽やかな甘み。
そんな印象があります。


まるで綿雪がしんしんと降る日のような、かわいらしさと鋭さが同時にそこにある情景が脳裏に浮かびます。
味覚界の甘辛ミックスや~~!


■そのほかの好きポイント

お酒の見た目が好きです。


白くにごったお酒。
普段あまり飲まないタイプのお酒なので、見た目だけでちょっと特別な感じがするというか、透明なグラスなどに入れるだけでも小躍りしたくなってしまう節があります。


透明な器に入れると、

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ほら、可愛くないですか?


お猪口にチョコン、と、清楚で控えめかつ可憐に佇むその姿。
とてもアルコール度数が20%のお酒には見えません。


綺麗な花には棘がある」とでもいうのでしょうか。


口に含めばあらびっくり、キリリとした部分もあるのですからたまらないギャップですね。
可愛らしい見た目と芯のある味わい、愛すべきポイントだと思います。

(なお便宜上「お猪口」と言ってますが家にあるお猪口はこの数日前に割ってしまったので、正しくはただの透明な器です。)


あとは、少しずつ味わいながら楽しめる点ですね。

あまりガブガブとのどごしを感じながら飲むタイプのお酒ではないので、チビチビと舐めるくらいのペースで飲むのがお気に入りです。


お気に入りの本や動画などを鑑賞しながら。
物思いに耽りながら。
ふとした時に手を伸ばして、ゆっくり口に含むと熱と味が染み渡るのが魅力の一つだと思います。


少量でもけっこう体がポカポカしてくるので冬の夜などにはとてもピッタリだと思います。
温まったほろ酔いの体で入る布団、本当に最高。



また、牛乳やソーダで割る飲み方などもあるようなので、今シーズンは挑戦してみたいと思います。
これだったらあまりお酒が得意でない方も楽しめそう。




と、雪っ子歴がそこまで長くない、しがないひよっこが思いの丈を綴ったりしたところで。

地元だとこの時期になると近所のスーパーで簡単に買えるのでとても重宝しています。
飲みたいな、と思った時に買える環境。とてもありがたい。


しかしながら今はとても便利な時代。
Amazonをはじめとするオンラインショップなどでも購入ができます。
つまり、もしわたしが何らかの理由があって沖縄に住むようなことがあったとしても、回線を通じて買うことができるということですね。


なんて極論ではありますが、どこでもこの味を手に入れることができるというのはとても嬉しいことです。

そして少しでも気になったりした方、もしいらっしゃいましたら、割と手ごろに手に入れることができるのですよ。ふふふ



12月が終わり、2018年が終わっても雪っ子はしばらくそのシーズンを終えることはありません。
雪が溶けだしたとしても、雪国に春が訪れる頃までは雪っ子の季節は続くのです!


というワケで平成最後の雪っ子、引き続きめいいっぱい楽しんでいきたいと思います。


かしこ~